絵画コース
本コースでは、対象空間を再現できる基礎的な描写力をつけることを第一段階とし、自分の視点で絵を構想し、それを高度な完成度で表現する力をつけることを最終目標としています。絵画を味わい、学び、研究する姿勢を身につけ、バランスの取れた力を養います。
授業日 / 水木金土
授業時間
水〜金/5:30p.m.〜8:30p.m.
土/1:30p.m.〜8:30p.m.
授業日 / 水木金土
授業時間
1:30p.m.〜8:30p.m.
木炭や鉛筆を描画素材にしたデッサン課題は、年間を通じて人物、静物、石膏像等、様々なモチーフを描きます。ときには言葉から自由に発想し想像で描く課題もあり、様々な角度からデッサン力を養成します。短時間で素早く対象を捉えるクロッキー力も、絵の基礎的な力として重要です。まずは目の前のものや空間をしっかり描く力をつけること。個性的な表現を支えているのはこの力だと言っても良いでしょう。
先人たちの残した作品や、同時代の作品に興味を持つことは自分の表現を模索し、確立していくためには大切なことでしょう。また、絵を描く力と同じだけ絵を見る力は必要です。スライドレクチャーや、画集の閲覧などを通して表現者としての知識と、見ることの経験を積み重ねます。模写授業では、材料の知識や描画技法を追体験しながら学びます。
油絵具は描き手の感性や意志を豊かに伝えることができる魅力的な描画素材ですが、一方で、何枚も描き、経験を重ねないと自分らしい表現を見つけることができない難しい素材です。油彩課題を通して絵具のさまざまな表現の可能性を探ります。また、ドローイング課題やテクスチャー研究を通して油絵具や複合素材による表現、即興性を活かした表現力を養います。
入学時に各大学が受験生に求めている力を、受験生一人ひとりが理解し、合格できる力をつけていきます。東京藝大、多摩美、武蔵美と、各大学で入試の出題傾向が異なり、評価の基準が少しずつ異なりますが、入試に合わせて絵を描くのではなく、課題を自分の側に引き寄せて捉え、どんな出題でもそれぞれが自分の個性を発揮できるようにアドバイスしていきます。