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人物デッサンの描き方
こんにちは、基礎科です!
皆さん人物を描くのは好きですか?
人物は絵を描く上で、永遠のテーマのようにも思います。
美大受験では、主に油絵科・日本画科・彫刻科で、人物デッサンや人物着彩として出題されます。
そもそも、人物デッサンって?
モデルさんを見ながら制作する人物デッサン。
多くの場合、モデルさんのポーズ・手に持つモチーフ・服装は指定されており、ごまかさずに描くことが求められます。
人物デッサンの描き方のコツ
人物デッサンを描く際のコツは、おおまかな部分では3つあります。
良い構図で描くこと
自然な形をとらえること
人体の構造を理解すること
これらの解説を挟みつつ、人物デッサンのプロセスを説明していきます。
人物デッサンのプロセス
①クロッキーとエスキース

モデルさんを色んな角度から見てクロッキーしたりして自然な形を捉えましょう。人体のやわらかさや自然な動きは人物デッサンの魅力に繋がります。
クロッキーを描いた後エスキースを描き構図を決めます。
良い構図

全身を入れる場合の良い構図悪い構図、半身で切る場合の良い構図悪い構図があります。
肩・肘・腰・膝・足など体の中で大事な「見せたい部分」がきちんとおさまっているか?
余白のバランスは悪くないか?
など、参考にしてみてください。
②描きだし

柔らかい鉛筆で頭・肩や肘から手の先・腰・膝・着地点・足の先などの位置をとっていきましょう。
服の下にある筋肉や骨格を理解して描くと形の変化に必然性が出ます。
難しかったら自分の体を動かして触ってみたりして確かめてみましょう。
③描きだし2

柔らかい鉛筆を寝かせて、形の変化を意識しながら大きな影をのせてみましょう。
参考作品の影は、この後のせていく描写の妨げにならないような柔らかい影になっています。
また全体が同じようなトーンではなく、この段階でも人物周辺の空間が見えるような工夫がされていることにも着目してみて下さい。
④中盤1

③より細かい面の変化を見て少しずつ影をのせていきます。ここで使う鉛筆を柔らかいB系の鉛筆からH系の硬い鉛筆などに変えてみましょう。
モデルさんの着ている洋服の質感や、両肩・両ひざ・両足の位置関係もより見えてきました。
⑤完成

残り時間を確認しながら全体と細部を調整していきます。
人物デッサンを練習する時のコツ
人物の練習方法① クロッキーをたくさん描く
クロッキーは「速写」という意味です。短時間で描くことですね。
身近な人にモデルを頼んで、短いスパンで何十枚も何百枚も描いてみてください。立ったり座ったり、自然にそこに居る様子を描いてみましょう。
クオリティを求めなくていいです。サッと、気持ちのいい線で。
描いているうちに表面的な形だけでなく、内側の筋肉や骨など、からだの流れに気づきます。
人物の練習方法② 巨匠のデッサンを模写する
何事も、先人から学ぶことは基本ですね。
ルーベンスやミケランジェロなど多くの巨匠が、下絵としてのデッサンを描いています。
線の美しさや、トーンのバリエーション、輪郭線に囚われない形のとらえ方など、
模倣をすることで、多くのことを学ぶことができます。
模倣に良いイメージのない人もいるかもしれませんが、上手い人の模倣は
上手くなるための手段として、もっとも有効です。臆せずチャレンジしてみましょう。
人物の練習方法③ 「しぐさ」を読み取る
人間を描くときに欠かせない要素は、「しぐさ」です。
表情と言い換えてもいいです。
ただ構造を追うだけでは、ロボットを描くのと変わりません。
その人が生きているというリアリティを、汲み取るように観察してみてください。
それは顔だけでなく、身体の傾き、ものを持つ指の力加減にも宿ります。
クロッキーや模写の際にも意識してみるといいですね。
まとめ
人物描写は奥深く、おもしろいです。
人物に限った話ではありませんが、対象をどのように見るかが、絵を大きく動かします。
興味深くみる視点を持って、人物描写を楽しんでくださいね!

こちらのページでは木炭を使って人物デッサンを描いていく方法を解説しています。
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