
マチエールは作者にとって重要なポイント
マチエールとは?
マチエールとは、フランス語で材料・素材を指す言葉です。
ですが、美術用語では一般的に「作品の表面の質感・素材感」の事を指します。
作家によって生み出された物質的な質感(ざらざらしている、ごてごてしている、マット、つるっとしている、ひっかいたようなど…)で、絵肌ともいいます。
マチエール研究を行ってみよう
今回は絵の具を溶剤(油絵具の場合はオイル、アクリル絵具の場合は水)で薄く溶き、画面に滲みを作ったり、ペインティングナイフやローラーなどを用いて絵の具を厚塗りしガサガサの表情を作ったりと、いきなり対象の固有色を塗って描くのとは一味違う下準備をして、絵を描く行為と絡ませていきます


絵の具の使い方はどう描きたいかによって変わる
先生がデモンストレーションを行ってくれますので、それを見て行きます。
チューブに入っている絵の具は、色を塗るためだけの道具ではなく、どう描きたいかというイメージによって使われ方が変わっていくんですね。
そういう意味でも、マチエールは最終的な表現と密接な関わりがあるため、作者にとって重要なポイントとなるのです。




絵画・メディア芸術クラスのBLOGでは、下地の研究に関する記事などもアップしています。
下地ももちろんマチエールに関係してきますので、気になる方はぜひ読んでみて下さい!
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