高1生・高2生科のデッサンコース、今週の課題は、手のデッサンです。

週2日・週1日クラスの出題
「ある動作(開く、押す、引っ掻く、触れるなど)をしている片手を描きなさい。」

課題を始める前に、先生から出題についての解説がありました。

「今週は手のデッサンですが、この課題を皆にやってもらいたい理由は大きく二つあります。一つは、手のデッサンはいまや美大入試の頻出課題となっていますから、高1生・高2生の段階からトレーニングを始めておいてほしいということです。人間の手というのは、構造が非常に複雑で、様々な動きが可能です。絵に描くとなるとそれが難しいし、だから入試に出るのですね。」

 

 

「二つ目は、『なにかの動作をする手の姿は美しい』ということを知ってもらうためです。普段の暮らしの中で、私たちは手を様々なことに使います。ほとんど無意識に動いているんじゃないでしょうか。それを意識してみる、ということです。本のページをめくる手、容器のフタを開ける手、道具を使う手など、その一連の動作をじっくりと見てみましょう。そして流れの中で『ここだ!』という最も綺麗に見える瞬間を見つけ、切り取るような眼を持てると良いと思います。」

 

レクチャーが終わると、それぞれがプランを練りはじめました。制作の様子を見ていて感心したのは、自分が決めた動作を何度も何度もやって、確認しながら描いていたことです。流れを確認することで、動きの自然さや柔らかさが表現できるんです。マネキンのようにガチッと手の動きを固めて描くと、絵の中の手も固まって動かないようになってしまうことが多いんです。不思議ですね。

「手を見て描く」ということでは一緒ですから、あくまでイメージの話ですが、しかし美術を勉強する私たちにとってはイメージが命。横着せず、しっかりイメージトレーニングをしてみてください。