世の中のデザインを観察する

デザインの学び方

こんにちは!基礎科です。

美大受験では、デッサン力・絵具の技術といった基礎力のほかに、もうひとつとても大切な能力があります。それは「発想力」!アートやデザインの要となる部分ですよね。
しかし、「発想力」ってどう鍛えればいいんでしょうか?

世の中には作品のヒントが溢れている

ポスター・CM・音楽のジャケット・お菓子のパッケージ・文房具・店頭のディスプレイetc…
実はわたしたちは、プロのアーティストやデザイナーの作品に囲まれて生活しています。
何気なく歩いている街中にも、たくさん目にしているはず。それらをなんとなくやり過ごすのではなく、立ち止まって見てみましょう。そして、その作品の「意図」を読んでみる。

例えばカラフルな色を使って「楽しそう」な雰囲気を演出していたり、あえて色数を絞り「高級感」を表しているものもあります。全ての形や色は作り手によって選択されたもので、必ずそこには大元になる意図があります。
形にするために、どんな工夫がなされているのかを読み解いてみることで、多くの学びを得ることができます。

「自分だったらどうするか」を考えてみる

年末になると、「クリスマス」や「お正月」に関するデザインが各メーカー・店舗からたくさん発信されます。街がそれ一色になるようなタイミングが、シーズンによって色々ありますよね。
それを、みんなが揃って「同じテーマ課題」に取り組んで見せてくれている、と考えてみましょう。
同じテーマでも、作り手によって表現はさまざま。自分だったらどうするか、一緒になって考えてみると、良いトレーニングになります。

良いデザインは、ネタ帳にストック!

良いと思ったデザインは、今後自分の発想の種になるかもしれません。記録して、残しておきましょう。ファイリングしてまとめておくと分かりやすいです。それが、ヒントをもたらす「自分のネタ帳」に育っていきますよ。
人の表現をそのまま使ってはただの模倣ですが、さまざまな表現を知ることで、新しい発想を生み出すことができます。