授業の復習をしよう

過去のデッサンの活かし方

こんにちは、基礎科です!

普段基礎科では、ほとんどのコースが、週に1枚のペースで制作をしています。
毎週毎週、「描いて、講評して」をくり返しおこなっているわけですが、みなさんは授業の「復習」をしたことはあるでしょうか?

そもそも絵の復習とはどんなことができるのか??
今回は試してほしい復習方法をまとめてみます!

復習① 描いた絵の「改良版」をスケッチしておく

描き終えた絵を、他の人の絵とともにずらりと並べる講評会は、多くの絵のなかで自分の絵がどう見えるか、もっとも客観的になれる瞬間です。
客観的な自分の目を通して、もしくは講師からの講評を聞いて、「もっとこうすればよかった」という点がさまざまに見えてきますよね。

その時に、メモを残すのはもちろんですが、一歩踏み込んで「改良版のスケッチ」をしてみましょう。

例えば、構図がいまいちであったなら、完璧な構図に置き換えたエスキースを描いておく。
影の荒さを指摘されたなら、丁寧なタッチを試し描きしてみる。
メモの横に、簡単にでも構わないです。

もちろん実際の絵を手直しすることができたらそれが一番ですが、
とにかく、「直したら、良くなった」を実感することが大切です。

復習②描いた内容を実際に試してみる

例えば「道具を扱う手を描きなさい」という課題では、さまざまなシチュエーションを発想すると思うんですが、あくまで想像で描くしかないわけですよね。
記憶は思った以上に曖昧なものですから、実際と異なる点が必ず出てきます。

そこで試してほしいのが、デッサン内容と同じ状況を経験するということ。

包丁を使ってリンゴの皮をむく絵を描いたなら、実際にむいて食べてみる。
想定の光を描いたら、実際ライティングして観察してみる。

経験がリアリティある描写に繋がるのはもちろん、普段の生活のなかで、「この瞬間を絵にするなら」と考える癖をつける練習にもなります。

いろんなことへの理解を深めて、描ける武器を増やしていきましょう!

復習③講評会で話に出た作家を調べる

これはシンプルですね。
講評会で講師の口から、作家の名前が出てくることがあります。そういう時は、必ずその作家のことを調べましょう。
知識を増やすとっかかりになりますし、講師が伝えたかったことへの理解を深めることができます◎

今は夏期講習の真っ最中。
課題をこなすだけではなく、復習をうまく活かして、前のめりに制作してくださいね!