私大デザインの静物デッサン

こんにちは~基礎科です!

ハマビの基礎科では、生徒たちが各々の都合にあわせて通えるよう、様々なクラスを用意しています。その中で最も通う日数が多く、制作時間の長い週4日クラス。基礎科の中では唯一志望専攻別に分かれ、課題に取り組んでいるクラスです。

今回はそんな週4日クラスの授業から、私大系の授業をご紹介します!
内容は、ムサビの視覚伝達デザイン学科を想定した静物デッサン。
制作時間は11時間。モチーフは薪束とストライプ紙コップ、黒布です。

制作するにあたって、生徒たちには以下の点を注意するように伝えました。


・物量がとにかく多い。本番の試験は3時間!手際の良さ、効率の良さが求められる。
・床が黒いことで、明暗の関係が作りにくいから注意!
・ストライプの幅や本数を何となく描いてはいけない。高さや円の直径の違い(比率)を合わせるのが大変!


実際の試験は、あっという間に時間が過ぎてしまいます。特に視覚伝達デザインは、短い制作時間でかなり描きごたえのある出題がされます。迷っている時間はないのです…!!
とはいえ焦ってはいけません。とにかく、冷静に。これは他専攻でも同じですが、まずは出題の意図を読むことです。


例えば、一つ一つのモチーフが、なぜ選ばれたのかを考えましょう。
ストライプの紙コップは、工業製品を誤魔化すことなく描けるか。黒布は、黒色と陰影を同時に描けるか。それらの難しい部分を、ちゃんと描けるかが問われているのです。


そして何より、描きごたえのある短時間のデッサンで、出題者は何が見たいのかというと…やはり、どこまで粘って描けるか!面倒そうな質感も、食らいついていきましょう!


実際の週4日クラスの生徒作品はこちら。

堂々としたデッサン!いい食らいつきっぷりです!!

今年の受験シーズンも、あとわずか。
自分の志望専攻の出題は何だったか、要チェックです!
目標を定めて、着実に学んでいきましょう~!