お悩み相談:目立った「才能」や「センス」がない自分が不安…

美術の世界における「才能」や「センス」の正体とは?

こんにちは、基礎科です!

あたたかい日が続いていますね。春になると、なにか新しいことを始めたくなるのはなぜなんでしょうか?
現にハマビでも、春期講習を機に絵を学びはじめる人も多いです。(宣伝です。笑)

そんな中で、よく寄せられる相談があります。

【お悩み相談】

美術の世界って、才能やセンスがなければやっていけないイメージがあります。でも、わたしには目立って才能やセンスがあまりないように思い、ちょっと不安です。

通っている生徒からも、体験授業に来た方からも、よく聞かれます。
そして不安になる気持ち、よくわかります!!

こう言われたときにいつも思うのが、「才能」や「センス」ってなんて姿の見えない言葉なんだろう、ということです。
そんなアバウトな言葉が、美術を評するときに多用されているから、美術はとっつきづらく、不安にさせるんですよね。

「才能」・「センス」とは

デッサンを始めて間もないのに、「うまいな!」という人は実際います。でもそれは、才能やセンスがあるというより、今まで「描いてきた」、「経験(観察)してきた」という背景がうかがい知れるということです。
また、ハマビの体験授業は、2時間半かけて絵を描きます。2時間半、集中して描き続ける。絵が特別好きじゃない人は、そんなことできません。それだけで充分特別なことです。

それらを才能に置き換えるならば、「続けてきた」「続けられる」という才能です。

ではセンスはどうでしょう。小さい子で、センスの良い子ってちょっとピンとこないですよね。センスは生まれつきのものではなく、経験によって培うものだといえます。例えばファッション。初めは失敗しながら、数をこなしてセンスが磨かれていきますよね。美術も同じで、「かっこいい絵をたくさん知っている」ことや、数多く描いてブラッシュアップしていった先に「センス」が育つのだと思います。

「才能」は続けるということ。「センス」は育てるもの。

元の相談に戻ります。確かに美術は、「才能」や「センス」が求められます。そしてそれはこれから身につけることができることです。
もちろん一朝一夕に身につくことではありませんが、
美術が好きで、何時間でも続けることができる。それは立派に「向いている」と思いますよ。