こんにちは。
高1生・高2生科の講師の村です。

 

高1生・高2生科では、1学期の総まとめ課題「実技模試」です。実技のテストですね。毎学期最後の課題はこれと決まっています。

 

普段の授業では講師の加筆指導なども入りますから、完全に自力で最後まで描きました、という経験ができない時もあります。ですがこの実技模試課題では「自分ひとりで全部やる」という経験をすることになります。

 

当たり前の話ですが、美大入試の本番では一人で描きます。画材準備、課題内容を理解することから始まり、絵のプランを立てること、描き出し、修正、作品完成まで。それらを誰かがやってくれることはなくて、全部自力です。そして、成功したら「やったぜ!」だし、失敗したら「うそーん……」なのです。自分がやったことが良くも悪くも全部自分に跳ね返ってくる、という経験を皆には沢山してほしいと思っています。そして少しづつ責任感や覚悟が生まれると良いですね。

 

今回の実技模試の出題は、クラスによって変えました。内容を順番にご紹介しましょう。

 

デッサンコース週3日・週2日週1日クラス
出題:「モチーフと手を自由に構成し、描きなさい」
B3サイズ・鉛筆
制作時間6時間
モチーフ「紙テープ」
デザイン工芸基礎コース・日本画基礎コース・油画基礎コース(週4日)
出題:「静物を描きなさい」
木炭紙サイズ・鉛筆or木炭
制作時間12時間
モチーフ「角材・ステンレスポット・玉ねぎ・綿ロープ・布」

 

そしてこちらが制作風景です。

 

はじめて実技模試を受けている人も、周りを見ながら食らいついて描いています。特に週3日〜週1日クラスの「手と紙テープのデッサン」は、それぞれプランが違ってきます。モチーフからどのような発見をしたか、手でテープを扱った時に生まれる美しさはどこかなど、自分なりの切り口で絵を作っていきます。

 

 

一方、4日間かけて制作するデザイン工芸基礎コース・油画基礎コース・日本画基礎コースは大型の静物デッサン。画面サイズも大きいですし、専攻に合わせた画材(鉛筆、木炭など)で行います。しっかりとボリュームのあるモチーフ、ゴロゴロした大きさの物が物数多く配置されています。ステンレスポット、かぼちゃ、ロープなどは手を動かし続けないと描写に密度が出せないので、完成度を意識した仕事が要りますし、時間配分も意識したほうが良さそうです。

 

 

どのクラスの人も、自分の今の実力を出し切って欲しいと思います。はたして結果がどうなるのか、いまから非常に楽しみです。実技模試の講評会の様子は、次回のブログでお伝えします。

 

みんな頑張れ!