
GWを過ぎたちょうどこの辺りの時期、今年もやってまいりました多摩美術大学と武蔵野美術大学の成績開示※の季節です。
※成績開示
入試で制作してきた鉛筆デッサンや色彩構成などの作品が、実際何点取れていたのか試験情報を大学が開示する制度です。もちろん英語・国語の点数開示もされます。
合格することが目標である予備校にとって、それが叶えばもちろん万々歳なのですが……実はそれだけでは終わりません。
「この作品、実際には何点だったんだろう?」というのも、スタッフとしてはとても気になるところなんです。
そして、実技試験で高得点がついていたとわかったときには、スタッフ一同大喜び!「やっぱりあの作品すごかったよね!」と、ちょっと自慢したくなるのが正直なところです(笑)。そんな気持ちもあって、毎年この「高得点作品紹介記事」をアップしています。
というわけで、今年もお届けします!
多摩美術大学の2022年度入試で高得点を獲得した作品たちをご紹介します。
受験生たちが本番に向けて積み重ねてきた努力の成果、ぜひじっくりご覧ください!
Contents
多摩美の高得点作品
グラフィックデザイン学科
[色彩構成:5時間]
問題 | 「本」をモチーフとして、”Story”の文字を配して、あなたの物語を色彩構成で表現しなさい。




生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻
[鉛筆デッサン:5時間]
問題 | 手と”掃除道具”を想定してデッサンしなさい。
[色彩構成:5時間]
問題 | 「はる(貼る・張る)」を主たるイメージモチーフとして、美しい色彩構成をしなさい。

※プロダクトデザインは147点が満点です。

※プロダクトデザインは147点が満点です。

※プロダクトデザインは147点が満点です。

※プロダクトデザインは147点が満点です。

※プロダクトデザインは147点が満点です。

生産デザイン学科的スタイルデザイン専攻
[鉛筆デッサン:5時間]
問題 | 与えられたモチーフ(花・水の入った容器)と自分の手を用いて鉛筆デッサンしなさい。
[色彩構成:5時間]
問題 | 与えられたモチーフ(レモン・トランプ)を観察し、その特徴と美しさを生かして、自由に色彩構成をしなさい。


情報デザイン学科情報デザインコース
[鉛筆デッサン:5時間]
問題 | 配布したモチーフ(ポストイット)と自分の手を観察して描きなさい。
[視覚表現:5時間]
問題 | 「入り口」という言葉から、どんな風景や体験を連想しますか?
あなたが「入り口」という言葉からイメージするかたち(抽象でも具象でもよい)をモチーフとして、
そのシルエットと任意の幾何形態を用いて視覚表現しなさい。

※視覚表現はは196点が満点です。


※視覚表現はは196点が満点です。
統合デザイン学科
[鉛筆デッサン:5時間]
問題 | 「何かを探っている手」を描きなさい。
作品のタイトルを別紙に表しなさい(10字以内)。
[構成表現:5時間]
問題 | 正円の形をした2つの画面を作り、
2つの画面間に何らかの関係を持たせた構成表現をしなさい。
そのような関係なのかがわかるように、タイトルを別紙にあらわしなさい(10字以内)。


こちらもオススメ!
なお、2020年度・2021年度の高得点作品もあわせて紹介しています。
そちらも見応えのある力作ぞろいですので、ぜひチェックしてみてください!