
優秀作品の講評
こんにちは!基礎科です。
2学期の最後に行われた、学期末恒例の実技模試。 実技模試では、全基礎科生が一律に同じ課題に取り組み、完成作品には順位がつきます。
課題は、手の構成デッサン。 「単語帳を持つ手を描きなさい。」という内容でした。
今回は、選抜された上位作品をご紹介します!
1位(高2生)

1位おめでとうございます!モチーフの扱いはシンプルですが、あえてバラつかせることで生まれた動きが、非常に絵になる一瞬を切り取っています。描写にも明確な優先順位があり、画面全体にメリハリのある、見やすい印象を与えています。表紙のロゴやリングの金属感といった細部まで描写が行き届いており、構図・描写ともに完成度が高い作品です。あらゆる面でバランスに優れた力作といえます。
2位(高2生)

2位おめでとうございます。手のデッサンという枠を超え、単語帳の1項を主役に据えた演出が印象的な作品です。「単語帳を持つ手」から連想した情景が、説明的になることなく、自然に絵の中へ落とし込まれています。背景に薄く置かれたグレーが効果的で、中心の白を際立たせることに成功しています。演出の狙いを最後まで描き切った、完成度の高い良作です。
同率2位(高2生)

2位おめでとうございます。 単語帳を使用する、何気ない一瞬を切り取った作品です。紙の1枚1枚がリングを中心にばらばらと配置されることで放射状の動きが生まれ、画面に強い広がりを与えています。鉛筆も一役買っており、自然と中心へ視点が誘われます。手の自然さや床の角度など、まだ課題は残るものの、力強い描写が光る作品です。
3位(高2生)

3位おめでとうございます。 手の表情がとても魅力的な作品です。手のひらの肉感、手の甲の張り感など、丁寧に描かれた肌の質感から温度が伝わってくるようです。描写力の高さに引き寄せられる一方で、順位が3位に落ち着いた理由としては、構成面での積極性にあるかもしれません。単語帳をもう一歩大胆に画面づくりに使えると、さらに目を引く作品になりそうです。
同率3位(高2生)

3位おめでとうございます。 構成力の巧みさが光る作品です。左手の親指を中心に単語帳が広げられ、そこから生まれた放射線が親指の存在感を際立たせています。一方で、手の質感がやや鉛筆的に見えるため、鉛筆の使い分けを意識できると、より説得力が増すでしょう。せっかく目立つように画面に参加している単語帳も、文字を書き込むなどの工夫が加わると、さらに魅力が深まりそうです。
4位(高2生)

4位おめでとうございます。 情景が自然と立ち上がってくる作品です。モチーフを描写するにとどまらず、「屋外だろうか」「風が吹いた瞬間だろうか」と、描かれていない風景まで想像させるような面白さがあります。描写にはまだ伸び代を感じますが、制作途中のような粗さが整理されてくると、鑑賞者をハッとさせる作品になりそうです。
まとめ
いかがでしたか? 実技模試は、多くの人と同じ課題に取り組むことで、自分の武器や課題がはっきりと表れる機会です。特に構成デッサンでは、さまざまなアイデアが並びます。「こんなアプローチもあったのか」「この設定を自分ならどう描くだろう」と考えることで、学びも一層深まるはずです
さて、基礎科ももうすぐ冬期講習会がスタートします。気持ちを新たに、ステップアップの機会にしていきましょう!











