お悩み相談:家では何をするべき?

お悩み相談

こんにちは!基礎科です。

「家では何をするべきですか?」

これは生徒や保護者の方から特によく聞かれる質問のひとつです。いわゆる自習ですよね。確かに、絵の自習といっても何をしたらいいのかピンとこない人も多いと思います。

そこで今回は、美大を目指す人におすすめの自習方法をご紹介します!

美大を目指す人の自習3選

① 大前提は学科対策!

まずは大前提として、学科の勉強をしっかりやりましょう

美大受験では、英語国語の試験があります。専攻や大学によって評価の比重は異なりますが、実技だけで合格できるわけではありません。

ハマビでも学科対策は行っていますが、本格的なカリキュラムは3年次から。ただでさえ忙しくなる3年生の時期に焦らぬよう、早めの学科対策を行っていきましょう。

② 美術館やギャラリーへ行こう

予備校の授業だけでは学べないことのひとつに、プロの作品から学ぶことがあります。

もちろん画集やオンラインでも作品を見ることはできますが、やはり実際に生の作品を鑑賞するからこそ得られるものがあります。

作品を鑑賞するということは、作者の頭のなかを覗くことと同じです。どのように物事を捉えているのか、どのような表現を選んでいるのか。作者の視点で鑑賞すると、多くの学びがあるはずです。

また、学年末には各美大の卒業制作展も開催されます。先輩たちの作品からもたくさんの刺激を受けられますよ!

③ デッサン・絵の具の自習

技術向上を目指すなら、予備校での授業と同じように家でやってみるのも良いでしょう。出題されるモチーフは、身近なものも多いです。家にあるものを寄せ集めて静物デッサンにトライすることもできます。

ひとつ、特におすすめの練習方法があります。

それは、予備校で描いた絵をもう一度家でも描いてみること。講評会で指摘された部分を復習することにもなりますし、目の前にモチーフがない状態でどれだけ描けるかで、観察力が測れます。予備校では記憶するつもりで描いて、その記憶に頼って家でも描いてみる。モチーフがなくてもリアリティのある表現ができるようになると、本当に画力が身についたと言えます。

無理なく、継続しよう

自習に取り組もうという姿勢自体、とても前向きで素晴らしいことです。ただずっとこんを詰めていても疲れてしまいますから、しっかり休むことも大切に。受験までの時間を有意義に使いながら、一歩ずつ学んでいきましょう◎