<冬期講習会>タイムリーな課題を上達のきっかけにする

こんにちは。
高1生・高2生科の講師の村です。

冬期講習会2017がいよいよ始まりました。普段デッサンを中心に勉強している人も、講習会では絵具を使った課題に取り組むことができます。今まで使ったことのない新しい画材での制作とあって、みんなの顔が若干緊張気味です(笑)
今回、専攻別実技の講座の「デザイン工芸」の課題をご紹介します。

冬期講習会
専攻別実技基礎コース
出題:「プレゼント」をモチーフに、「Merry X'mas」の文字を配して美しい色彩構成をしなさい。

もうすぐクリスマスということで、まさにタイムリーな課題となりました。なんだかアイデアを考えるのも楽しそうです。それに、どちらかというと「クリスマス」は鉛筆デッサンで表現するより、絵具で色彩豊かに表現した方が合っているようなテーマですよね。

課題を受け、生徒達はそれぞれアイデアを考え始めました。講師である僕たちは、もちろんみんなのオリジナリティ溢れる作品を期待しているのですが、同時に「世の中にある美しいデザインをいっぱい参考にしてほしい」とも思っています。どういうことかというと、クリスマス時期になると街中にクリスマスをテーマとしたデザインがいっぱい出回りますから、自分の課題と結びつけやすいのですね。クリスマスSALEのポスター、プレゼントパッケージのデザイン、ウィンドウディスプレイの照明の演出…。プロのデザイナー達の仕事が一気に身近なものに感じられます。これらを活かさない手はありません。

ここで重要なことは、自分が出会った素晴らしいと思える作品を、ただ眺めるのではなく分析すること。なぜ良いと思ったのか、なぜ好きだと感じたのかを改めて考えることです。色使いが特徴的だったのでしょうか?形がシンプルで美しかった?レイアウトや構成が大胆だった?改めて考えてみることで、自分のアンテナがいったい何に反応するのかが見えてきます。

自分の興味の向かう先がどういう方向なのか、意識して生活してみてください。たとえば気になる事柄を#(ハッシュタグ)のようにして、それに引っかかる情報を集めていくようにします。

#きれいな配色
#光と影の対比
#リズムを感じるレイアウト

など、なんでも良いのです。頭にそれを浮かべながら街を歩いてみると、普段は気づかなかった面白い発見がありますよ。次は「お正月」シーズンなので、また毛色の違ったデザインが沢山あると思います。ぜひ試してみてください。

では良いお年を〜^^