観察
こんにちは!基礎科です。
さて、今回のテーマは「観察」です。
デッサンに必要な観察の時間。
観察が大事なのは分かっているけど、一体何をやればいいのでしょうか?
そしてみんなは普段どんなふうに物を見ているのでしょうか?
美術予備校でよくある先生からのアドバイスをヒントに、観察の仕方を学びます
もっとよく見なさい!
もっとよく観察してみて
これは美術予備校に通っている人も、そうでない人も、言われたことのある人は多いんじゃないでしょうか?自分の親に言われたりしたこともあるかもしれません。「違うでしょ!もっとよく見なさい」みたいな感じですね。ハマ美でもこのアドバイスはあります(違うでしょとは言いませんが)。そういう時はたいてい無意識に作業的に描いている時なんですよね。淡々と手が動いている時などに「いま何を描こうとしてるか意識的になろう」という意味で「もっとよく見て」と言われることがあります。
あまりよく見ないほうがいい
これは言われると一瞬「?」となりそうですね。このアドバイスの意味は「細かいところを見過ぎだから、もっと大まかにざっくり掴まえましょう」ということですね。物を凝視して見る、近くで見ることも大切ですが、そういった観察ばかりになると全体バランスが崩れていくことがあります。そういう時は、あえて視界をはっきりさせずにボヤ〜ッとさせて見る、ということをしてみるといいです。そうすると風景の自然さが意識されて、描き込みのバランスや陰影の流れが捉えられるようになります。
一度見ないで描いてみたほうがいい
結構覚えているものだよ
これは言われると「!????」となりそうですが笑、翻訳すると「今まで見ていた物を、一度見ないで、思い出しながら描くほうがいい」という感じでしょうか。絵を描くあいだ何時間も見ていたはずのモチーフが、家に帰ると全然思い出せない、描けない、「私は見ているようでまるで見ていなかったのだ!」と痛感することがあります。このアドバイスから学ぶべきは、観察する時は一度頭で覚えたり、解釈したりして、それを手でアウトプットしていくほうがいい、ということですね。
まとめ
いかがでしたか?
同じ「目で物を見る」というだけでもいろんな見方があるんですね〜
どのアドバイスも「意識的になってね」という意味が込められていたように思います。
ぜひ制作に取り入れてみてくださいね〜!