こんにちは!基礎科です。
突然ですが、皆さん画材のメンテナンスってどうしていますか?
同じ道具でも、手入れが適切にされているものとそうでないものでは、
パフォーマンスに大きく差が出てきます。
今回は自分のデッサン用具を1つ1つ、確認してみましょう◎
完成した作品を見ると、何となくヌルいような印象の絵があります。そんな作者の鉛筆を見てみると、先が丸くなってしまっている!ことが、本当によくあります。細部まで描写が行き届いていないんですね。デッサン用の鉛筆は、字を書く時と比べると鋭く長く削ります。いわゆる芯の「ハラ」と、「先端」を使うためです。使っているうちに先端が丸くなってしまうのは当然ですが、放置せず必ずカッターで先端を尖らせて、この二箇所が気持ちよく使える状態をキープしましょう!おすすめは、同じ硬さの鉛筆を何本か(よく使う硬さは、3本以上)削った状態で用意しておくこと。制作中に削る手間を省けます◎
消し具の練り消しは、デッサンの必需品ですね。プラスチック消しゴムと違って、柔らかく消せるのが特徴です。ただ消耗していかないので(行方不明になることはよくあります。いつの間にか靴裏にへばりついてますよね…)、替え時に迷ってる人もいるのではないでしょうか。
基本的に、触り心地がネバネバしてきたら替え時です!こねたとき指についてくるようになったら、綺麗な練り消しに替えましょう。余談ですが、消し具は練り消しと、プラ消しゴムと、ノック式のプラ消しゴムがあると便利です。
これが!意外と放置している人、多数です!ハマビでは、主に鉛筆削りと紙の断裁にカッターを使いますが、刃がガタガタしたまま使っている人が結構います。カッターの刃には斜めに溝が並んでいて、そこで折ると切れ味が復活しますよ。折った刃はそのままゴミ箱に捨てず、専用の容器(カッターの刃入れ売ってます)に入れるか、ガムテープなどで危険のないようにしてから捨ててくださいね。
擦るのに使う道具です。さっ筆は鉛筆状になっているので、部分的に細かくこすることができます。ガーゼは大きく大胆にこする時に使いますね。どちらも直接作品に触れる道具なので、綺麗な状態を保ちたいです。特にガーゼは汚れてくると、こすった時にムラになりやすく絵が汚くみえてしまうので、定期的な交換をオススメします。さっ筆は先端を粗めのサンドペーパーで削りましょう。
鉛筆のところで触れましたが、同じ硬さの鉛筆を何本も持つとなると、かなりの本数になります。挙げた画材だけでも種類がたくさんありますし、そうなるといわゆる筆箱では収まらなくなってきます。なので、余裕を持って画材を収納できるケースを用意しましょう。100均でも選択肢がたくさんありますよ!
選ぶポイントとしては、
・仕切りが細かくある。
一緒くたになっていると、練りゴムが鉛筆にまとわりついたりします。
・鉛筆を収納するスペースが複数ある。
H系・HBなど中間系・B系と、硬さごとにまとめておくと探しやすく便利です!
最近は布製のケースを使っている人も多く見かけますね。自分が使いやすい形を見つけましょう!
画材は、作者にとって大切な道具です。
大工さんが壊れかけのトンカチを使っていたら、
やっぱり上手くいくものもいかなくなるんじゃないでしょうか。
手入れをきちんとして、良い絵を描きましょう!