基礎科の優秀作品をご紹介します!
こんにちは!基礎科です。
2学期最後の授業では、基礎科恒例の「実技模試の大講評会」が行われました。
実技模試は全基礎科生が一律に同じ課題に取り組み、その完成作品に順位がつけられます。講評会では、全員の前で優秀作品を取り上げ、評価や改善点を共有しました。
今回は選ばれた優秀作品をご紹介します!
1位作品
この作品の魅力は、まず構図がとても良く、絵が大きく見える点です。モチーフの配置がクリアに伝わり、スケール感よく表現されています。描写も一つ一つに説得力があり、総合力の高さが見える作品です。一点惜しい点を挙げると、レモンのアングルは難しすぎましたね。「描きづらい」は、「伝わりづらい」とも言えます。自分が描きやすい角度を工夫するだけで、より伝わりやすくなります。
同率1位作品
この作品の魅力は、まず構図がとても良く、絵が大きく見える点です。モチーフの配置がクリアに伝わり、スケール感よく表現されています。描写も一つ一つに説得力があり、総合力の高さが見える作品です。一点惜しい点を挙げると、レモンのアングルは難しすぎましたね。「描きづらい」は、「伝わりづらい」とも言えます。自分が描きやすい角度を工夫するだけで、より伝わりやすくなります。
2位作品
空間を柔らかく捉えた、絵心を感じるデッサンです。モチーフを説明するだけではなく、「1枚の絵としていかに成立させるか」という仕事が見えます。モチーフ自体は小さく収まっているものの、背景が描かれたことで、寂しさを感じません。鉛筆のタッチがまだ多く残っている部分を整理できると、さらに完成度が高まりそうです。
同率2位作品
薪の力強さが目を引くこちらの作品は、作者が普段から木炭デッサンの練習をしていることもあり、色幅を豊富に扱えています。手前のレモンのぼこぼこした肌質が妙にリアルで、描写力の高さを感じますね。2つの薪に挟まれたボールがやや窮屈に感じるので、モチーフ間の距離をいかに表すか、工夫が必要そうです。
3位作品
ブロックの重量感が印象的な作品。作者が何に注目したか、一目でわかります。静物デッサンでは、写すように表層をなぞるだけでなく、この絵のブロックのような重量感、他にも触感や匂いなど、一見目には見えない要素がリアリティを大きく左右します。他のモチーフにもそういった要素が絡んでくると、一層際立つ作品になるだろうと思います。
同率3位作品
モチーフを丁寧に観察し、端から端まで描き切った力作です。テニスボールのロゴの素材感や布のほつれた糸など、細やかな表現が目を引きます。一方で、ブロックの暗がりが明るく見えてしまう部分があるため、明暗表現をしっかり構築することで、さらに作品が引き締まりそうです。レモンの質感も、この作者ならもう一歩踏み込めるのではないかと期待しています。
まとめ
模試の結果を受け、評価された人もいれば、悔しい思いをした人もいるかもしれません。同じことは本番の試験でも起こり得ます。どんな課題にも対応できる基礎力を養い、失敗も成功も次に生かしましょう!