2022.1学期実技模試優秀作品

こんにちは、基礎科です。
夏期講習、始まりましたね!普段あまりトライできない大きな絵にも挑戦して、皆さん鋭意制作中です。
さて今回は、1学期末に行った基礎科・実技模試での優秀作品と、講師コメントをご紹介します。課題は構成デッサン。「アクリルキューブを持つ手」です!

1位作品


講師「アイデアが光ってる。前回の実技模試の作品も印象的で覚えてるけど、発想・着想を楽しんでいてすごく良いです。与えられたモチーフは皆変わらない中で、アングルを変えたらどうなるか、アクリルキューブを3つ並べたらどんな面白い景色が見えるのか等色々試して、「アイデアを膨らませる仕事」をしてた。その時間は今後も大事になってくる。」
講師「改善点を強いて言うなら、手前にあるはずのキューブが手前にあるように見えずチグハグな印象があるところ。素材のきれいさ、影や光でいかに演出してみせるかが今後の課題。」

2位作品

講師「光の演出など描き込みのバランスが良く、とても見やすい絵に仕上がってる。目を引く構図やアイデアの大切さ、序盤の仕事の重要さを感じる一枚。手が分厚すぎるなど改善点もあるけど、「こういう絵にしたい」という意識がこの完成度につながったんじゃないかな。」
講師「手の色彩の幅が特に良い。指摘された手の分厚さは、親指と人差し指の間に幅広の光が当たっているのが原因。水掻きを描くことで解決するんじゃないかな。」

同率2位作品

講師「構図が良いし、よく描いてる。観察を楽しんでるのが伝わります。手のしぐさも、アクリルキューブのデリケートさをよく表してるよね。素材の特性、緊張感を分かっているんだなと思う。ただ情報量が多い分、メリハリが必要なところはある。明暗の整理をしてみて。」
講師「両手を描くガッツ、それを描ききる凄さがある。見てくれ!って作品になってる。右手の必然性が低いので、「こうじゃないといけなかった」という説得力が欲しい。」

3位作品

講師「これもバランスの取れた作品。技術力としては、上位と並ぶ良さがある。ただ何が1位2位との差になったか考えた時に、やっぱり構図かな。手のポーズもアクリルキューブも、空間・奥行きを出しづらい見え方を選んでしまっている。よく描いている分惜しい。」
講師「構図がありきたりな印象があるので、プラスの魅力が見えてくると良い。例えばアクリルキューブごしの光が手のひらに落ちて綺麗に見えたり、反射して写り込んだ指がいくつも重なって面白い形で見えたり。演出を考えてみて。」

同率3位作品

講師「指の手前と奥でかなり緩急をつけて描き分けていて、それはすごくいい。もう一回り大きくてもいけるなとは思う。描き出しで形を取る時、自分が納得いく形になるように粘りたい。形をガチガチに決めてしまうのは良くないけど、なるべく良い構図・サイズ感になるように意識しよう。」
講師「押さえたい特徴をきちんと押さえてる。ただそれが極端にも見えるから、制作の途中や終盤で、絵から離れて、大きな見え方を見直す時間を作ってみて。」

皆さんお疲れさまでした!
実技模試は評価されることで、自分の絵をより客観的に見れるいい機会です。自分の作品が上位作品と比べてどう見えるのか。分析してみてくださいね~!
暑い日が続きますが、体調にはくれぐれも気をつけて、実りある夏にしましょう!