こんにちは、美術クラブです!
今回は、アクリル絵の具を使った静物着彩課題の様子をご紹介します。
モチーフである、
・スチール缶
・薪
・ゴムホース
をテーブルの上に自由にセッティングして描いてください、という出題です。鉛筆での下図制作ののち、絵の具で描写していきます。一体どんなふうに絵の具作品が出来上がっていくのか、先生の見本を使って、制作プロセスを解説していきます。
影色をおく
鉛筆でうっすらと下図が描けたら、まずはざっくりと物の陰影をつかみます。「色を塗る」という感覚より、どちらかというと「影色をおく」という感じです。影色は、少し濁らせてくすませたような色にすると良いです。
床に落ちる影の描写
物が落とす影もどんどん描いていきます。床に落ちる影は、モチーフの置かれ方によっては濃淡がありますので、絵の具の濃さにも気を使います。ホースが薪に落とす影など、物が物に落とす影もあります。忘れずにチェックしましょう。
固有色を表現しはじめる
固有色をさし始めます。ホースの青、薪の肌の色などをパレット上で作り、影色の上に塗っていきます。あくまで物のボリューム感を損なわないように気をつけながら。
完成
スチール缶の中には、白と黒を混ぜて作った無彩色のグレーが入りました。シルバー感が出てきます。もちろん、周りに置いてあるモチーフの形が写り込んでいますので、その描写も忘れずに描きます。面相筆という細めの筆で描写をしていきましょう。
いかがでしたか?
ぜひ今後の参考にしてみてくださいね!