受験コースと参考作品

デッサンの参考作品を見てみよう

こんにちは、美術クラブです!

今回は、受験コースの練習についてみていきたいと思います。
みんなデッサンを始めたばかりのときは、
見様見真似でモチーフを写実していきます。

でもそればかりだと目の前の現象に大きく左右されたり、
分かりにくい描写になってしまうことがあります。

ですので美術クラブでは、「参考作品」というものを用意しています。
参考作品とは、お手本のようなものです。
良いイメージの作品や、完成度の高い作品などを参考に制作すれば、
自分の作品もより良くなっていくので、たくさん用意しています。

今日はそんな参考作品の中から、
相模原弥栄高校での過去の特色検査の出題に近い参考作品を
みてみたいと思います。

構図を決める・形を描く

相模原弥栄高校過去問(描き出し)

制作序盤に行うのは、構図決めです。
画面を対角線上に大きく伸びやかに使って、構図をとりました。
また、線によって形を描いていくときは、なるべく筆圧は軽くしましょう。
いつでも位置や形が修正できるようにするためです。

陰影を描く

相模原弥栄高校過去問(陰影)

左上から光が降り注いでくる設定で、陰影を描いていきます。
モチーフには実際どのような陰影が起こっているのかをよう見る必要がありますが、
もし分かりにくいときは自分で分かりやすい光を設定しても良いです。
優先すべきは、絵がわかりやすく綺麗に見えることです。

色を入れる

相模原弥栄高校過去問(色)

物が持っている色のことを、固有色といいます。
それぞれのモチーフの色をしっかり観察し、
白黒に置き換えたらどれくらい白いのか(黒いのか)を把握します。
今回のモチーフではリボンがグッと暗い色をしていたので、
他のモチーフより思い切って塗っています。

質感を描く

相模原弥栄高校過去問(質感)

モチーフがどんな素材でできているかを表現していきます。
今回のモチーフでは、球体は木材、リボンはサテン生地、バットはステンレスなので、
それぞれの光沢感や、反射、模様や柄などを描いていきます。
そうすると手で持った時の質感、つまり手触りが伝わってくるというわけです。
うまくいけば物の重みや、温度の感じまで表現することができますよ。

まとめ

いかがでしたか?
制作の手順や、各段階でのポイントを見てきましたが、参考になりましたでしょうか?
もし受験対策に伸び悩みや疑問を感じたら、
自分なりにジタバタしてみるのも大事なことですが、
もしかしたら参考作品を見ることで打開策が見出せるかもしれません。
ぜひ試してみてください!

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