デッサンのデモンストレーションをご紹介!
こんにちは!美術クラブです。
現在、美術クラブでは美術系高校受験のための対策が進行中です。
先日は、授業内で先生がデッサンの見本(デモンストレーション)をやって見せてくれました。
その様子を4段階に分けて、徐々にデッサンが仕上がっていくところをお見せしたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
今回のモチーフは、御影石・ほおずき・ロープの3つです。
それでは、見てみましょう!
1、構図を決めて、描き出す
デッサンの描き出しでは、まず構図を気にすることが肝心です。
画用紙のどこに、どれくらいの大きさで描こうか。
全体のバランスを見ながら、調整していきます。
余白の空け方に注意が必要ですね。
画面の真ん中にモチーフがきっちり入ってるのか、
よく確認していきましょう。
2、陰影をつける
少しずつ陰影が現れてきました。
どこから光が来ているのか、自分なりに設定をし、影が現れる側を把握します。
(この作品の場合は右上から光が来ていますね)
ここで地面に落ちる影も忘れずに描きます。
落ちる影を描くと、一気に光の状況が掴みやすくなります。
3、モチーフの形状をさらに詳しく描く
ロープのネジネジの形は、本当に面倒くさいです。
一本一本描かなければいけないですし、そこには一つ一つ陰影がつきます。
手間がとてもかかりますが、どこかで描いておかなければいけません。
よく先生から言われるのは「苦手なもの、面倒くさいものは先に描きなさい」というもの。
手をつけることで、どれだけの作業をこの後に施せばいいのか、感覚的に掴めます。
4、物の色や質感を表現する(完成)
ロープのネジネジ、御影石のつぶつぶ模様、ほおずきのくしゃっとした皺など…
丁寧に描き切って完成です。
まとめか近く
作者がどこまでくわしく観察しているのかがわかりますね。
モチーフに興味を持ち、どうなっているのかとよく観察することが入試でも大事です。
手仕事の技術も大事ですが、作者の好奇心の有無や、
敏感に物事の変化に気づく能力もまたデッサンから読み取ることができますからね。
ものづくりの世界に向いているのかどうか、高校の先生方は見ていると思っていた方が良いと思います。
冬期講習会も近々ありますので、そう言った練習をしてみるのも良いかもしれません。
ぜひ試してみてください。