先週より、高1生・高2生科では木炭デッサンをやっています。

普段は鉛筆デッサンの課題が中心ですが、このように描画材や支持体(紙)を変えてトレーニングすることがあります。


 

鉛筆と比べると、木炭は黒の色が強く、すぐに真っ黒になります。その上から手のひら・指・ガーゼ・練りゴム等で押さえたりこすったりしながら黒の強さをちょうどいい強さに調節するように描いていくのです。ですから、木炭デッサンは木炭だけでは描いていくことができません。みんな手を使って、手を真っ黒にしながら描いているのです。
しかし、これがトーン(階調)を調整するトレーニングになっていて、「これじゃ黒が強すぎだな、これくらい弱くしたらちょうど良いかもしれない」「指で少し押さえると周りとうまく馴染むんじゃないか」というように自分が欲しい色をイメージするようになっていきます。

音楽の世界にもこれに似たような感覚はあるんじゃないでしょうか。やたらに楽器を吹いたり叩いたりしても音は出ますが、ちょうどいい音で奏でるにはまず欲しい音のイメージが要るし、音をうまく押さえ込むには技術も要ります。

 


なんども試しながら経験でわかっていくことが多い木炭デッサンですが、ここで得た感覚を鉛筆デッサンに活かせるといいですね。