日曜受験デッサンコース家庭課題その6:復習

日曜受験デッサンコース家庭課題その6:復習

自宅課題第6週鉛筆デッサン 基礎トレーニング6の講評が終了しました。

今回の課題は次の通りでした。

 

課題

家にあるビンを描きなさい。

条件

・ビンは1本のみ描くこと。
・ビンはラベルが貼られているものを選ぶこと。
・ビンは平面上に垂直に置かれている状態を描くこと。
また、ビンの置かれている平面はビンの影によって表現し、質感や色、テーブルの形態などの説明は要らない。

 

今回のモチーフは工業製品です。前回の講評の特別な注意点は「描く前に資料をしっかりと活用する」ということでした。
資料としては実際にこの課題と同じ内容で描かれたデッサンの制作過程の動画がありました。
復習ということで資料動画の場面を使って制作過程を確認してみましょう。

 

あたりを慎重に取る

最初の段階ですが、あたりをとるところから始めます。ここでは筆圧を軽くして曲がり角を少し強めにあたるのがポイントです。

このビンは工業製品でラベルもありますし、その中に文字や画像がありますから、かなり注意深くあたっていきます。特にラベルの形や中の文字のベースラインをしっかりあたりましょう床に落ちる影も光の当たる方向や台の方向性に関係してきますから手を入れましょう。

構図のチェックも忘れないように。

 

明暗を大きくつけ、立体感を作る

次は大きく明暗をつけます。前の段階の「あたり」がしっかりできていれば、明暗をつける作業は短い時間ででき、しかも一気に絵の空間のイメージができます。もう立体が台上にあるという状況が伝わります。描いている対象が透明なガラスビンでもここまでの作業は変わりません。

ここまでが序盤と言えますが、ここで画面を冷静に見直すことも必要です。

 

固有色や質感の表現に注意しながら描く

この段階では固有色の表現が加わります。ハイライトの入る位置なども決まり、質感も表していきます。前段階までの作業がしっかりできていれば、細部を描きこんでいっても全体の構造は崩れません。形の微調整をしながら進めていくことで、工業製品の明快な形に近づきます。

 

ベースラインを利用し、ラベルなどを注意深く描きこむ

遅れていたラベルの文字やその他の情報を描いていきます。ここでは作業として割り切り描き切ることも大事です。文字は上下のベースラインを決め、その中を垂直線で割っていき、文字の収まる矩形(矩形が曲面に描かれているので歪んでいますが)のガイドを作り、その中に字を嵌めていく順序です。ラベルのデザインのバランスや色のコントラストを大切に描きましょう。

 

完成に向けしっかりと描き込み

そして完成です。

構図を決め、あたりをとる

光と陰影による立体表現

固有の色と質感表現

細部の作業

詰め

全体の工程を大きくこの5つに分け、今自分がやっている作業はこの中のどの部分なのかはっきりと意識しましょう。そして一つ一つの作業を確認し直してください。どこに問題があったのか考える切っ掛けになると良いですね。