日曜受験デッサンコース 家庭課題その4:復習

自宅課題第4週鉛筆デッサン 基礎トレーニング4の講評が終了しました。

課題は次の通りでした。

課題

コップを両手で持っている状態を描きなさい。

条件
・コップは透明ガラス製で中には水が入っていること。

今回はシンプルな出題でした。

今までの卓上の基本形態が幾何形態の静物とは違い、手という生身の対象。

それも常に自分の眼の前にある、よく知っているもの。これと、コップと水ですから、日常的に充分見た経験があるシーンなのだと思います。描く対象は大きく違っても、今まで3週にわたってしつこく言い続けてきた描くときのポイントが実はそのまま当てはまります


今回、この作品の作者は、たった一ヶ月の4つの課題で大きく伸びた人です。それは新たなモチーフに翻弄されることなく、今までのことを継続できたことの成果ではないでしょうか。
まず、四角い画面に対しての対象の入り方が良いですね。ポーズも綺麗で、コップと手の間にある隙間が美しく見えるように考えられている。非常に複雑な手の形態を大きく捉え、面によって明るさの違いが出るようにポーズをとり、ジグザグな空間を意識的に作っています。コップの表現も手との対比が出るように捉えていますし、水面の見せ方もきまっています。画面に対して右側の手の甲の部分に置かれた調子が少し黒ずんで見えているところは惜しいですね。また、右側の手の親指の爪がこの角度で見えているとき、人差し指の爪の見え方はおかしい。五本の指の方向性の関係を観察から理解し、一度頭の中に入れて描けると更に良くなったのではないでしょうか。