日曜受験デッサンコース 家庭課題その3:復習

自宅課題第3週鉛筆デッサン 基礎トレーニング3の講評が終了しました。

今回の課題は次の通りでした。

 

課題

A.B.C.Dの4つの物体が置かれた状況を下記の条件に従って配置し、鉛筆で描きなさい。

A. 基本形態が球体であるもの
B. 基本形態が円柱であるもの
C. 基本形態が立方体または直方体であるもの
D. ひも状のもの

条件
・A〜Dの4つの物体は、家の中にあるものから探して目の前に配置して描くこと。
・4つの物体はそれぞれ重なり合っても良いが形の理解を妨げない程度であること。
・4つの物体の基本形態は厳密である必要はない。 例)A電球 Bコップ Cティッシュの箱 D毛糸

今回は実際にモチーフを自分で選び、自分で配置し、それを見ながら描くという課題でした。

今までの光を利用して描くなど、ずっと言い続けてきたことに加えて、主役を作るということが講評会の中でも強調されました。
映画やドラマでも主役や脇役が存在しますが、絵の中にもそれはあります。主役というのは絵の第一印象を決定するような「顔」のような役割を果たします。もちろんこれは主役だけが大切という意味ではありません。脇役も同じくらい大切です。役割が違うのです。

例えばDのひも状のものは、主役にはなかなか向かないものだと思います。しかし、右と左、手前と奥という異なる空間や物を繋げる役割として重要な存在に成り得ます。絵の全体のリズムに変化を与えるような物も名脇役と呼んで良いでしょう。

また、主役の役割を果たすものが画面の端の方にあるというのはどうでしょうか。画面の中ほどにあり、大きな顔でどんと存在するものは、絵の印象を決定してくれる主役と言えるかもしれません。

今回大きく進歩した作品からそのことが明快に見えてきます。これは誰が見てもこの鍋が主役と解るのではないでしょうか。多少形に狂いはありますが、それを吹き飛ばすくらい堂々と鍋が描かれ、絵に風格を与えています。しっかりと鉛筆も乗り、良いデッサンになりました。

 

全体的にしっかりと手を入れられていますが、特に鍋の重量感までも感じられる書き込みが素晴らしい。