第5課題 静物デッサン:復習
課題:静物デッサン
以下に指示された①〜④のモチーフを卓上に配置しデッサンしなさい。

①ガラス製品
(例:瓶、グラス、ジョッキ、ボウルなど)
②自然物
(野菜、果物、植物など)
③布
(タオル、ハンカチ、ランチョンマットなど)
④各自描きたいもの

第5家庭課題は、指示されたモチーフ卓上に配置して描く静物デッサンでした。
今回も振り返って復習していきます。

課題の流れ
基礎トレ

明暗
細密描写

描き切る
静物デッサン

今回の課題

課題には流れがあります。基礎トレーニング1・2では、立体感を表現する上で明暗を優先事項として意識することでした。靴の細密デッサンでは、とことん描き切る基礎体力を向上させることが目標でした。そして今回の静物デッサン。これまでの制作にあたってのポイントを踏まえた上で、「構成」が新たな課題です。

「構成」は、まず小さくならないように、画面をフルに使って上下左右の余白があまりすぎないようにモチーフの配置を考えます。一番最初にチェックしなければいけません。難しい話は抜きにして、ここは必ずクリアしておきましょう。
本来構成というのは空間と密接に関係している、あるいは同義語と捉えてもよい概念で、例えば「絵として一番魅力的な空間を見せるための構成を考える」という言い方が適当なように、構成をただの画面上のレイアウトと考えている間は、なかなか理解が深まらないものです。とはいえ、真面目に向かい合っているとあっという間に1年も2年も費やすことになる奥の深いものなので、そこはファインにお任せするとして、私大デザインは明快な提示をしたいと思うのです。
そこで、こちらの記事を参照していただきたい。

物の配置は台上の空間の広がりを意識して、近景、中景、遠景になるようにジグザグ(Z形) に物を配置して空間を構成しましょう。
第7家庭課題は今回と同じように卓上の静物デッサンですので、是非目を通して予習・復習をしておいてください。


今回の優秀作品です。残念ながら1点のみの紹介になりますが、非常にデッサン力を感じる1枚です。描かれた玉ねぎや皆さんのお宅にもあるであろう某メーカーのお酢の瓶、「あ〜知ってる知ってる!こんな感じだよね〜!」と、絵を通してコミュニケーションができる秀作です。ここまでのリアリティに到達するまでのプロセスには、様々な気遣いがあったでしょう。その感性・感覚が素晴らしい。
玉ねぎの向かって右側の接点付近の形の回り込みが不足していますね。また、台上に敷かれた白い布(タオル?)の質感が表現できていたら、もっと評価が高くなります。
でも、Good Job!!!良い作品でした。