2021年度:入試改革で美大入試が変わる3つのポイント

「大学入試改革で美大入試はどう変わる?」

知っておきたい美大入試の基礎知識をお届けする「美大入試の基本」Blog。
今回のテーマは「大学入試改革で美大入試はどう変わる?」です。
近年毎年のように変化がある美大入試ですが、大学入試改革で美大入試の何が変わるのかをお伝えします。

知っておきたいポイントは3つ

「入試の名称が変わる」

推薦入試の名称変更

一つ目のポイントは「入試の名称が変わる!」です。

ここ数年人気が高まっている推薦入試ですが、これまでAO入試や指定校推薦、公募推薦などと呼ばれていたものが、二つの名称に統合されました。
「AO入試」と呼ばれていたものは、「総合型選抜」と変更になります。多摩美術大学で「自己推薦入試」と呼ばれていたものも「総合型選抜」となります。
また、「指定校推薦」「公募制推薦」と呼ばれていたものは、「学校推薦型選抜」に変更になります。

「総合型選抜」「学校推薦型選抜」このふたつの大きな違いは「学校長からの推薦があるかどうか」になります。

「総合型選抜」では学校長からの推薦は必要ありません。ポートフォリオや面接などを通して、その人を総合的に判断するという形の入試なので、今回の方がよりわかりやすい名称になったとも言えるでしょう。一方の「学校推薦型選抜」では、学校長からの推薦が必要となります。

一般入試の名称変更

続いて一般入試ですが、こちらも若干の変更があります。
これまで「一般入試」と呼ばれていたものは「一般選抜」に変わります。
これに関しては名称が変わっただけで、特に内容の変更は今のところありません。

ただし、一般入試の中に「一般方式」とよばれる大学独自の学力試験を活用する方式と、「センター方式」と呼ばれるセンター入試を活用するの二つの方式がありましたが、こちらはセンター試験の名称が変ることで、合わせて「大学入学共通テスト方式」に変更になります。

「入試の時期が変わる」

入試の時期が変わる、というとなんだか受験生がざわついてしまいそうですが、大きな変更点はたったの一つのみ。
これまで様々な時期に行われていた「AO入試」、つまり総合型選抜が9月以降の実施に統一された、ということです。早い入試は8月ごろから実施されていたので、若干実施が遅くなりました。
なお、合格発表に関しては、 総合型選抜は11月以降、 学校推薦型選抜は12月以降少し遅くなるイメージです。
推薦入試なら早めに決められる!と思っていた人にはちょっと残念な話かもしれませんね。

「大学共通テストによる変更点」

こちらも抑えるべきポイントは一つ。
一般選抜における「共通テスト方式」で、リスニングを活用する大学が増える、という点です。
これまでもリスニングを活用してきた大学もありましたが、2021年度からは多摩美術大学や女子美術大学など、リスニングを評価の対象とする大学が増えてきます。一例を挙げますと、多摩美術大学では、リーディングとリスニングをそれぞれ50点換算、またはリーディングのみで100点 のいずれか高得点の方を評価する、とあります。もともとリスニングが得意な人には有利になるかもしれません。

一方、対する武蔵野美術大学では、リーディングのみを評価対象とするとしています。ただし、一部「英語重点型評価」とする入試など、リスニングを評価するケースもありますので、注意が必要です。

以上が大学入試改革で変更になる3つのポイントでした。
しっかり情報を理解して、難関美大への現役合格を目指しましょう!

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