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2016/11/04

「効果」を意識する/ムサビのデッサン対策

「効果」を意識する/ムサビのデッサン対策1

11月になりました。
私立大学の一般入試まで、のこり3ヶ月です。
デザイン工芸コースでは、武蔵野美術大学(以下、ムサビ)の
デッサン入試対策が行われていました。

ムサビのデッサンの試験時間は、多くの学科で3時間となっています。
これはデッサンの制作時間としては非常に短く、
特に現役生にとって、作品の完成度をあげるのは至難の技です。
制作のポイントを講師に聞きました。

デザイン工芸コース講師
「ムサビの短時間デッサンに対応するには、『効果』を考える必要があります。もう少し具体的にいうと、調子の差をうまく利用して、ひとつの仕事が絵にもたらす『効果』を大きくするということです。

例えば今回の出題の場合、与えられたモチーフには白いものと黒いものがありました。こうした固有色の違いは積極的に利用します。白いものも黒いものも同じだけ時間と労力をかけてしまうと終わらないので、『白いものを白く見せるために黒いものを描く』という風に考えます。そうすると、一つの仕事で複数の効果が得られるわけです。




「効果」を意識する/ムサビのデッサン対策2

明暗に関してもこれは同じ。明るい場所も暗い場所も、満遍なく描いていたのでは効率が悪すぎます。まず光が当たらない暗い部分だけにフォーカスして、とにかくそこだけを描きます。すると全く描いていなかった部分は、光が当たって明るくなっているように見えるはずです。なんとなく目に付いたところからやみくもに描くのではなく、これらを計画的にやっていくことが時間短縮になり、完成度アップのための時間の捻出につながるのです。

もちろん、3時間ぶっ通しで、最後まで描き切ろうとするテンションは絶対持っていてほしい。それに、絵を魅力的に見せるには、形の理解もいるし、丁寧な描写が支えてくれていなければ話になりません。ただ、今の自分の実力にプラスして、これを機に少しでも『効果』を意識して描いてほしいと思います。本番の入試では、もっと難しいモチーフを描くことになりますから。ちなみに、ムサビの3時間デッサンで時短が身につけば、5時間で描くタマビのデッサンにも落ち着いて対応できるようになりますよ。」

かぜ予防のためのマスクをしている人がちらほら。
受験生としての自覚が出てきているのを、アトリエの空気からも感じます。



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