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2016/06/10

アクリル絵具と油絵具のテクスチャー研究

アクリル絵具と油絵具のテクスチャー研究1

今週の油画コース昼・夜間部は、合同でのテクスチャー研究課題です。
キャンバスを4等分し、4種類の異なるテクスチャーを作ります。
絵具の特性を知り、様々な技法を学ぶことで、表現の幅を広げることが狙いです。

今回使用する絵具はアクリル絵具と油絵具の2種類ですが、
他にもジェッソという地塗り剤や、モデリングペーストという盛り上げ材を使用します。
道具は筆・刷毛・ペインティングナイフなどを使い分けます。



アクリル絵具と油絵具のテクスチャー研究2

まずは、アクリル絵具を使用したテクスチャーを2種類学びます。

「刷毛で絵具を均一に塗りたいときは、絵具をたっぷりと用意すること。塗っている最中に絵具が切れてしまったら大変です!パレットに出したアクリル絵の具をペインティングナイフでよく練り、色味と水分を微調整、そのあと刷毛に絵具をつけて塗ります。ポイントは刷毛で絵具を混ぜないこと。必ずナイフで作ってから刷毛で塗る。均一に綺麗な色面を作りたい時はこれが大事です。絵具をつけた刷毛をキャンバスに塗る時は、最初は早く動かす。そして徐々にゆっくり。最初と最後では絵具の出る量が違うからです。」



アクリル絵具と油絵具のテクスチャー研究3

「平滑な下地を作りたい時は、ジェッソという地塗り剤を混ぜた絵具を、ペインティングナイフで薄めに塗っていきます。キャンバスの目を埋めるようにしながら少しずつね。乾いたら、目の細かい紙やすりで表面を磨きます。ナイフで塗り込んだ時の絵具の盛り上がりを削り取っていくと、ほら、表面が気持ちいいほどツルツルになってきます!今回はその上に垂らしこみという方法で、偶然できあがる絵具の表情を活かしたテクスチャーを作りましょう。水分多めの絵具を好きな場所に垂らして、滲ませたり紙などで押さえつけてみると面白い表情ができます。」

説明を受けた後は、実際に自分たちでやってみます。



アクリル絵具と油絵具のテクスチャー研究4

次は、油絵具を使用したテクスチャーを学びます。

「次は『3原色の黒』を作ります。透明色の赤・青・黄の絵具を混ぜると黒になります。この黒は、黒色のチューブよりも色味が深い。そして、赤みの強い黒、青みの強い黒など、調整次第でいろいろな黒が作れます。この黒じゃなきゃ嫌だというこだわりのある作家だと、3色の絵具の分量をちゃんと測っておいたりもします。ちなみに同じ赤・青・黄でも、不透明色を混ぜると黒になりません。濁ったような別の色になっちゃいます。今回は、黒から白までのグラデーションを作りましょう。絵具を置いたら、その上から叩き筆でトントン叩いて、明暗の境目が見えなくなるように滑らかに仕上げましょう。」



アクリル絵具と油絵具のテクスチャー研究5

4つめのコマは、各自の自由としました。
今までに学んだことを応用するもよし、新しいテクスチャーを試すのもよしです。
絵具・道具・技法の組み合わせによって表現の可能性はどんどん広がります。
今後も自分なりのテクスチャーを楽しみながら探求していきましょう!



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