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2016/03/18

学年末の実技模試結果

学年末の実技模試結果1

3月14日(月)は、高1生・高2生科の学年末実技模試の講評会の日でした。 今回の実技模試の課題は全クラス静物デッサンで、 制作時間ごとにモチーフの規模や画面サイズが異なります。 皆さん、1年間の実技トレーニングで養った力を、充分に発揮してくれたと思います。 では、今回の模試の結果を見ていきましょう!



学年末の実技模試結果2

特進コース週4日クラス 1位
K.A.さん(高2)
今回のこのモチーフは大きなものが多く、画面に全てが納まりきりません。作者は構図のプランが的確で、サイズ感を損なうことなく、画面を無駄なく使い切ることができています。鉄製の缶や番線の束は、色・質感・重量感ともに表現豊かで、モチーフを取り巻く空気の感じも広々と捉えています。下に敷かれたガラスのパースの正確さには、まだ課題が残ります。




学年末の実技模試結果3

特進コース週4日クラス 2位
H.M.さん(高2)
たっぷりとした物の量感の表現が魅力的なデッサンです。鉄の錆びた色味を維持しながら、明暗の設定を分かりやすく整理してくれているので、形が把握しやすく見やすいデッサンとなっています。上から見下ろし気味で見ているような視点で描いており、それが少し極端に見えたり、敷かれたガラスの描写に具体的な情報が不足しているのが残念ですが、大変意欲的な作品です。




学年末の実技模試結果4

レギュラーコース週3日クラス 1位
U.A.さん(高2)
物の質感の違いや細かな形の変化など、それぞれの特徴を探し出し徹底的に描き込んだ、完成度の高い作品です。作者はモチーフ同士の「比較」をする頻度が多く、白さ:黒さ、明るさ:暗さ、近い:遠い、硬い:柔らかい、重い:軽いなどの関係性が、非常に分かりやすい作品となっています。モチーフ全体の大きさが伝わるよう、もう少し構図が大きくとれるとさらに印象は良かったでしょう。




学年末の実技模試結果5

レギュラーコース週3日クラス 2位
Y.S.さん(高2)
モチーフの向こう側に見えるアトリエの風景を利用した絵作りが特徴的な作品です。油画志望の作者は、モチーフの固有色の違いを、絵の中で色彩豊かに表現するという自分なりの狙いを持って臨んでおり、来年度からの取り組みにも期待がもてます。背景の描写は、いまはサブ的な扱いに留まっていますが、向かい側に座る人物などを絵に利用するくらいの積極性を見せても良いでしょう。




学年末の実技模試結果6

レギュラーコース週3日クラス 3位
T.Y.さん(高2)
モチーフのセット状況が分かりやすく伝わってくる良いデッサンです。モチーフの固有色の違いをはっきりと表現できていますし、質感の描写にも積極的です。ただ、広い面や長い形を見てみると、描写の単位が若干細かくなりがちで、気持ちよくひと繋がりに見えてほしい部分が細切れなように思います。床部分は、フラットさの追及や、影の描写の的確さが増せば、さらに見やすい絵になったと思います。




学年末の実技模試結果7

レギュラーコース週3日クラス 4位
H.M.さん(高2)
絵の第一印象は若干弱いものの、繊細な色使いが魅力的な作品です。光が当たっている明るい部分に使われている色に幅があり、また、色の黒い部分にも中間的な色を巧みに入れ込んでいます。ガーゼで擦り込んだ色味が形になりきっておらず、ふわふわと漂ってしまうように見える部分と、情報量が少ない部分には課題が残ります。さらに上の完成度を目指してどんどん描いてほしいところです。




学年末の実技模試結果8

レギュラーコース週3日クラス 同率4位
K.T.さん(高1)
インパクトがあり力強い色が印象的なデッサンです。クラフト紙で梱包された包みが積み上がっている部分では、紙質を豊かに表現しており、目を引きます。ワイン瓶やステンレス製パイプの形態や構造をより正確に描写することができれば、さらにお互いの質感がさらに惹きたったことでしょう。床部分では、仕事の荒さが目立ってしまい、モチーフの足元が落ち着かない印象です。丁寧に磨きをかけるような粘りが必要です。




学年末の実技模試結果9

レギュラーコース週1日クラス 1位
Y.H.さん(高1)
完成度が高く、隙の少ない作品です。これが1年生の作品とは思えないほど、よく描かれています。薪・布・ブロック・ビー玉など、それぞれの材質の特徴を分かりやすく変えてくれているので、手に取った時の感触や温度などが伝わってくる感じがします。小さいことですが、薪を束ねる針金を、もっと有効に使えると、束の量感や形が表現できたと思います。床に落ちる影の描写はもっと自然さを持たせたいところです。




学年末の実技模試結果10

レギュラーコース週2日クラス 2位
O.R.さん(高2)
薪の描写が目を引く良いデッサンです。薪は三角柱のような形をしていますが、どの面の表情もタイプが違いがあり、的確に描き方を変えています。作者の観察力の高さが伺えるポイントです。モチーフの置かれた様子には安定感がありますが、ブロック・布・ビー玉は若干消極的に感じてしまいます。特に布が硬く感じられるので、柔らかさを表現し、他のモチーフとのギャップを大きくつけたいところです。




学年末の実技模試結果11

レギュラーコース週2日クラス 3位
K.A.さん(高2)
モチーフを取り巻く空気が晴れ渡っていて、カラリとした爽やかさが魅力的な作品です。特に、薪の束の描写には、鉛筆で描いたことを感じさせないくらいのリアルさがあります。それと比べると、ブロックの右側面の描写は、まだ鉛筆の調子がピタッと物に定着していない感があり、惜しいところです。床の描写に積極性が増したり、布と床の接点の部分の観察が深まると、全体の完成度はさらに上がって見えたでしょう。




学年末の実技模試結果12

レギュラーコース週1日クラス 4位
T.Y.さん(高1)
モチーフの重量感や、たっぷりとした大きさを感じさせてくれる力強いデッサンです。大胆に色を使えますし、モチーフ一つひとつの細かなディテールも粗末に扱うことがありません。頭の中でモチーフを触った時や持った時のことをちゃんと想像していることが良く分かります。布の部分に使っている鉛筆は、硬い鉛筆の先端で描いたり、もっと白さを大事にしていけると、より綺麗な布の表現ができるでしょう。




学年末の実技模試結果13

レギュラーコース週2日クラス 同率4位
O.M.さん(高1)
工業製品のシャープな形が、絵の中の空気にピリッと緊張感をもたせています。上位作品と比べると、描かれた物がやや小ぶりに見えてしまうのが惜しいところです。しかしその分、奥行きの表現に力を入れており、薪の束の右側面での仕事や、床に広がる布の仕事などで、奥行き感をカバーしようとしていることがわかります。 1年生の中では、特に色彩が綺麗な作品でした。この丁寧さはこの先も失ってはいけません。




これにて、今年度の高1生・高2生科の授業はすべて終了です。
皆さん、本当に良く頑張りました。
今回悔しい思いをした人も、まだ巻き返すチャンスは十分にありますよ!
来年度の取り組みに期待しています!

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