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2015/11/19

感覚をひらいて物をみる

感覚をひらいて物をみる1

日本画コースは、昼間部・夜間部ともに静物写生課題でした。
それぞれ別のモチーフではありますが、
同じアトリエ内でお互いを刺激し合いながら制作に臨んでいます。
今回はそのアトリエに、日本画を志望する特進コース所属の高校2年生が参戦。
夜間部生と同じ課題を体験してもらいました。


夜間部のモチーフは、以下の7種類です。
・金魚草
・ビールジョッキ(花器として)
・荒縄
・さつまいも
・柿
・落ち葉
・きつね面


感覚をひらいて物をみる2

モチーフのセッティングは夜間部生が行いました。
日本画の静物写生課題は、基本的に作者本人がモチーフを配置します。
セッティングのポイントは、与えられたモチーフが最も魅力的に見えるように配置することです。
モチーフ同士の絡み方をどうするかや、どんな角度で置くかなどに気を払うことで、
何気ないモチーフでも魅力が引き立って見えるからです。



さらにこの時、絵を見る人の視点を導くことをイメージしています。
P20号という大きさの画面を最大限使い、見手の眼を楽しませる構図を狙います。
モチーフを配置する段階で、実に沢山のことに気を払うことになるので、
配置の良し悪しが分かるまで、何度も繰り返して覚えていくのです。


感覚をひらいて物をみる3

日本画の静物写生は、本物そっくりにリアルに描かれているので、
モチーフを「見る」能力が高いのではと思ってしまいます。
確かによく見て描いていますが、眼(視覚)から受け取る情報だけが全てではありません。
大事なことは「感じ取る」こと。
例えば、「空間」を感じることは眼だけでやっていることだろうかと考えてみると、
もっと身体を使って感じていることのようにも思います。
そのほかにも、色の感じ、匂いの感じ、湿度の感じまで…
全身の感覚を開いて物を見ることが、そのまま作品の豊かさへとつながっている訳です。


感覚をひらいて物をみる4

日本画コースの受験生たちが、観察にこれだけのエネルギーを注いでいるので、
アトリエにはピリリとした緊張感があります。
今回その中に飛び込んだ高2生にとっては、それを感じられただけでも良い経験です。
それに、受験生が描いていくリズムも同じアトリエで描けば分かります。
早くも良い影響が出ているなと感じたのは、
突然後輩が隣に来たことで、夜間部生の作品がいつもよりずっと良くなっていたことです。
どちらにとっても刺激的な課題だったということですね。


感覚をひらいて物をみる5


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