学院Blog 新着ニュースや授業の様子をお届けします

2015/08/13

夏期講習会 藝大合格者の先輩を迎えての講評会

藝大合格者の先輩を迎えて、講評会が行われました。
昨年藝大合格を果たした岩崎さん、
以前hamabiの講師をされていた藝大出身の伊東さんをお招きして、
制作中の作品の講評と共に、受験に関する様々なトークをしていただきました。


藝大合格者の先輩を迎えての講評会1

【浪人してる時にやった模写が、すごい勉強になった。】

岩崎
「これは僕が2浪の時に描いた、ハウズナーという画家の作品の模写です。
本物の方はテンペラの作品ですが、それを木炭と鉛筆で模写しました。
これをやっている時に強く実感したのは、やっぱりエスキース(下描き)は大事なんだってこと。
どういうことかというと、本番の絵を描く前にクロッキー帳にエスキースする時、
小さいサイズで描いちゃうと上手く見えちゃうんです。
でも本番の大きなサイズに描くと、やけに画面がスカスカになる。
模写をしていると画面を充実させる工夫がたくさんあることがわかってきます。
最終的な画面サイズでちゃんと絵が充実して見えることの重要性を知りました。」

北川
「そうだね。
え!こんなに神経つかって画材をコントロールしなきゃいけないの!?とかね。
模写をすると色んなことがわかってくる。
この模写の背景も一回でこうなったのではなくて、何回も仕事を重ねてるよね。
もちろんハウズナーもそういう神経を使って描いたんだから、それを追体験してることになる。」



藝大合格者の先輩を迎えての講評会2

【普通に描けば良いんだ、ってことが分かるまでに時間がかかった。】

岩崎
「僕は東京藝大に合格するまでに何度もトライして、何度も失敗しています。
昨年の入試でようやく合格できたんだけど、
それは出題をそのまま受け取って、それに対して素直に答えることが出来たからかな、と。
それまでの自分は、珍しいことをして目立ってやろうとかそういう考えがあったりして、
普通に描けば良いんだ、ってことが分かるまでに時間がかかりました。」

伊東
「そうそう、力が入りすぎている人の絵は自滅していっちゃうことが結構あるんだよね。
逆に、素直な答え方をしてくれている絵の方が、採点時に最後まで生き残ったりする。」

岩崎
「あと、試験会場ではやっぱり緊張しているので、どうしても手が早く動きます。
練習の時よりも絵が早く進むので、時間が余る。で、もっと描いてしまう。
絵が一番良い状態をとっくに通り過ぎてしまって、自分で駄目にしちゃうんですよね。
だから、いかに止めどころ=完成を自覚しているかが大事だと思う。」



藝大合格者の先輩を迎えての講評会3

【死に物狂いで受かろうとする人の存在。】

岩崎
「僕は専門学校に通っていたこともあり、少し特殊な経歴だし、何回も浪人しています。
一方で現役で合格する高校生もいます。
一度一般大学に進んだけれども、美術の道を諦めきれずに受けなおす大人も。」

川田
「そう、みんなはいま横浜で勉強しているけど、地方からの受験生だって一杯いるしね。
試験会場にいる人たちは、死に物狂いで受かろうとしている人ばかりなんだ。
そんな人の隣で自分も描くんだって想像すると、ちょっとピリッとした空気になるでしょ?」

伊東
「みんなの絵を見させてもらったんだけど、私が感じた第一印象は、
個人個人良いものを持っているんだけど、表現がすこし稚拙だなってこと。
もっと大人な表現が欲しいというか、もっとプロの作家からの影響があるといいよね。」

川田
「僕は浪人してる時に、洋書屋を渡り歩いてたくさん画集を見たり、
色んな展覧会に足を運んだりしたけど、それがすごく自分のためになったと思っているんだ。
みんなにもそういう経験をもっとしてほしいな。」

北川
「うん。みんなもっと絵を知っている必要があると思うよ。
美術や絵画に関する最低限の知識は持っていたいし、好きな絵のことは知っておきたい。
今回の静物油彩の課題も、どういう絵にしたいのかというビジョンをはっきり持って、
そこに向かって突き進んでいけるといいな。」



藝大合格者の先輩を迎えての講評会4

ゲストのお二人、興味深いお話をありがとうございました!



PAGE TOP

神奈川の芸大・美大受験予備校 横浜美術学院

〒221-0834 横浜市神奈川区台町16-11

045-316-0677

hamabi@e-s-w.com

受付時間:月〜土/9:00〜18:00
日/10:00〜12:00 (祝日休業)