学院Blog 新着ニュースや授業の様子をお届けします

2015/06/26

テンペラ実習

テンペラ実習1

日本画コースと油画コースが合同で、テンペラ実習を行いました。


「テンペラ」とは、油絵が誕生する前に用いられた古い描画材・絵画技法のことです。
「テンペラ」はふつう、卵を材料にして作った「卵テンペラ」で描くのが基本ですが、
今回は油絵の具も併用した混合技法で描きます。


この実習は、古典絵画がどの様に描かれたのか
体験してみようという内容になっています。
ただぼーっと絵画を見ているだけでは分からないことも、
体験することで、絵が出来上がるプロセスに興味を持つきっかけになります。



テンペラ実習2
  • 1. テンペラについての説明をきく。
    2. 完成イメージを参考作品で確認。
    3. メディウムを作る。卵とダンマル樹脂、スタンドリンシードを混ぜる。
    4. シェイクする。
    5. 地色を塗ったボードの上から、テンペラで描写する。
    6. 薄く溶いた油絵の具を、上からさっと塗る。
    しばらく5〜6を繰り返す



この課題にはレシピがあります。
「こうして、こうすると、こうなります」というやり方があります。
自由な発想で、途中で何度も試行錯誤しながら、その場での偶然も取り入れながら…
というような絵の作り方ではなくて、「作業」に近い。
過程も結果もはっきりしているんですね。



ただし、時間がかかります。手間もかかります。
慣れてない材料だから失敗もするし、すごく焦れったいです。
めんどくさいなぁ…まぁいいか…描いている最中に何度もそう感じたりして。
でも一つひとつのステップを、地道に、着実に作業を積み重ねていくと、
あるクオリティーを持った作品が生まれる仕組みになっているんです。



テンペラ実習3

このような実習は、本来であれば美大でやるような課題かもしれません。
今回のメイン講師の小林先生は、hamabiの油画コースに在籍していた時に
やはりこの課題を行い、それが大きなきっかけとなり、
テンペラという技法や、絵画材料に興味をもつきっかけとなったそうです。
そして東京藝大へ進学し、技法材料の研究室に進み、大学院でさらに研究を深めました。
今回も、小林先生の様に将来につながる何かを掴んだ人はいたでしょうか?



PAGE TOP

神奈川の芸大・美大受験予備校 横浜美術学院

〒221-0834 横浜市神奈川区台町16-11

045-316-0677

hamabi@e-s-w.com

受付時間:月〜土/9:00〜18:00
日/10:00〜12:00 (祝日休業)